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生命保険の定期保険・終身保険・養老保険の基本3パターンを分かり易く解説!

生命保険保険証書
昨今、生命保険の種類が非常に多いため、自分はどれに加入すれば良いのか迷っている人が少なくありませんが、生命保険の元をただせば基本パターンは3つしかありません。

その基本パーターンを色々アレンジしたり、特約を付けたりしながら新しい商品を開発しているだけです。

その基本となる3つが、「定期保険」、「終身保険」、「養老保険」です。

定期保険の特徴とは?

定期保険はその名の通り、保障期間が一定の期間に定められている保険のことです。

例えば、Aさんが30歳の時に60歳までの定期保険に加入したとします。

仮に、Aさんが60歳になるまでに死亡した場合は遺族に保険金が支払われますが、60歳の期限を過ぎれば何の保障も無くなります。

なお、保障期間は10年、20年など契約者が選択できます。

ただ、期間が満了して更新するとなると、高年齢による保険料のアップが生じるため、契約期間が長いほど払込保険料は少なくて済みます。

定期保険の特徴は、非常に安い保険料で、万一の際に欠かせない高額のお金を確保できます。

例えば、子供が大学に入学するまでや、成人するまでなど、必要とする期間だけ保障を付けるための保険です。

ちなみに、定期保険は期限までに亡くならなかった場合は1円の保険金も受け取れないため、「掛け捨て型」とも呼ばれます。

※参考サイト:定期保険│ソニー生命保険

定期保険の解約返戻金

契約を解約した際の解約返戻金に関しては、保険料払込額を常に下回り、契約満期時に近づくと微々たる金額しか返ってきません。

終身保険の特徴とは?

終身保険は終身という文字が意味するように、死ぬまで保障が続くため、保障期間の無い保険とも言えます。

例えば、Aさんが30歳で終身保険に加入すると、仮に100歳で亡くなっても、遺族は保険金を受け取ることができます。保険料の払い込みは60歳などで終わらせることもできますし、終身払いにすることも可能です。

終身保険の特徴は、死ぬまで保障が続くため年老いて死亡した時でも葬儀費用などの心配が要りません。

また、将来保障が必要なくなった時には、解約することで高額な「解約返戻金」を受け取れるという貯蓄性も備えています。

ただし、保障期間が長いことと、解約返戻金があることで、定期保険と比べると保険料が大幅に高くなります。

※参考サイト:終身保険RISE[ライズ]│オリックス生命保険株式会社

終身保険の解約返戻金

基本的に払込保険料額と同等の解約返戻金が戻ってきます。

養老保険の特徴とは?

養老保険は常に保険金を受け取れる「保障」と「貯蓄」の両方を備えた保険です。

例えば、Aさんが30歳で60歳までの養老保険に加入したとします。

定期保険同様、60歳までにAさんが亡くなると遺族に保険金が支払われますが、定期保険と違うのは、60歳になって存命でも、死亡保険金と同額の満期保険金を受け取れることです。

養老保険の特徴は、万一の時でも、存命の時でも保険金を受け取れるため、老後資金として利用できることです。ただし、保険料が格段に高くなります。

※参考サイト:養老保険│ソニー生命保険

養老保険の解約返戻金

終身保険同様、払込保険料額と同等の解約返戻金が戻ってきます。

各生命保険の保険料の例(凡その金額)

仮に、30歳で加入、保険期間60歳(終身保険は終身)、保険金1,000万円、払込期間60歳とします。
①定期保険
・月払保険料:2,200円
・払込総額:79万3,000円

②終身保険
・月払保険料:21,700円
・払込総額:782万6,400円

③養老保険
・月払保険料:28,100円
・払込総額:1,014万4,800円

話題の収入保障保険とは?

最近話題になっている保険に「収入保障保険」があります。

収入保障保険は定期保険をアレンジしたもので、定期保険は万一のことがあった場合、一括で死亡保険金を受け取りますが、収入保障保険は一括ではなく、年金のように毎月定額の保険金を受け取ります。

例えば、60歳までの保障だった場合、40歳で死亡した場合は20年間年金を受け取り、50歳で死亡した場合は10年間年金を受け取れます。

なお、年齢を重ねるごとに年金額が減っていくため、普通の定期保険よりも保険料が割安になっています。

保険料を安くした上で、万一の際の家族の生活費を確保したい人にオススメの保険です。

※参考サイト:プロミス在籍確認なし

生命保険の基本パターンまとめ

バブル時代と違って、生命保険における貯蓄性のメリットはかなり薄れているため、保障と貯蓄を切り離して考えるのが得策になっています。

また、生命保険には特約が色々セットされていますが、特約を付ければその分だけ保険料が上がるため、解約返戻金は払込保険料より少なくなります。

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