輝く岩舟人 岩舟町で活躍中のひと

「輝く岩舟人」では、現在活躍中の岩舟出身の「ひと」をご紹介しています。

はじめに
3月11日の震災の爪あとも痛々しい岩船山。
みなさん、沈んだ気持ちになっていませんか?
こんなときは音楽ですよ。このかがやく人のコーナーに登場した多くの人も音楽と切り離せません。

上さんの太鼓をはじめ、ミュージカル、ダンスにも音楽はつきものですし、加藤さんの絵にも楽器がたくさん描かれています。

今回登場の高橋千代美さん、音楽が好きで岩舟が好きな「かがやく岩舟人」です。
小学校、中学校の体験がこうして醸成できる岩舟という小さな町をわたしたちはほんとうに誇っていいと思います。

それでは高橋さんのメッセージを読みください。

クラリネットと私
私がクラリネットを始めたのは、岩舟中学校の吹奏楽部に入部したことがきっかけでした。
当時、吹奏楽部はとても人数が多く、入部の際、いくつかのテストをしたのを覚えています。
私はもともとトランペット志望だったのですが、そのテストの結果、クラリネットが割り当てられました。
正直、当時はどうして?と思っていましたが、こうして、今も辞めずに続けているところをみると、きっとクラリネットが向いていたのでしょう。顧問の先生方には感謝しないといけないですね。

私は、高校は進学科、大学は英文科に進みましたので、クラリネットはまったくのアマチュアです。
アマチュアなりのクラリネット好きが高じて、私の音楽好きの原点である吹奏楽はもちろん、クラリネット5重奏(クラリネット5人でのアンサンブル形態)や木管5重奏(フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・ホルン5人でのアンサンブル形態)、オーケストラなどでクラリネットを演奏しています。

ひとつの曲を、練習によって作りこんでいる時が一番楽しい時間で、曲を少しでも理想に近く演奏できるようになるために、在京オーケストラの現役クラリネット奏者の方に師事し、レッスンに通ったりしています。
また、恥ずかしながら、中学校や高校の吹奏楽部などへ、クラリネット講師としてお邪魔することもあります。
若い学生さんに接すると、私自身、教わることの方が多いくらいなのですが、レッスンで教わったことなどを少しでも伝えられれば…と思い、依頼があった時は、なるべくお受けするようにしています。

みかもウィンドオーケストラ
みなさんは、ウィンドオーケストラという演奏形態をご存知でしょうか?
中学校や高校の部活動にある、吹奏楽部もしくはブラスバンド部といえばお馴染みかもしれません。
ウィンドオーケストラの魅力は、なんといってもそのダイナミックさ、表現の多彩さにあると思っています。

今年の2月…奇しくも3.11震災の直前になってしまった訳ですが、私は、“みかもウィンドオーケストラ”の一員として、岩舟町コスモスホールで演奏会をさせていただきました。

“みかもウィンドオーケストラ”は、常設の市民楽団ではなく、音楽を楽しみたい、一緒に演奏したいという音楽仲間が集まって、臨時結成したコンサートオーケストラです。
名前は、今回、岩舟町コスモスホールでコンサート開催することを決めたので、地元の銘山“みかも山”からいただき、“みかもウィンドオーケストラ”としました。

メンバーの居住地域、生活地域、年齢、職業も様々…
ただ、一緒にやりたいという気持ちだけで70人もの演奏メンバーと、20人もの協力スタッフを得ることができました。
改めて音楽の持つ魅力と、音楽を通じての人の繋がりの強さに感動した次第です。

音楽を通しての人と人との繋がり
今回の“みかもウィンドオーケストラ”には、本当に様々な方が関わり、ご協力くださいました。
今回私は、コンサートミストレスと事務局を兼ねていましたが、演奏会を開催するということは、実際、どれだけの賛同と協力を得られるかにかかっていると思っています。

まず、最初の音楽仲間が十数人集まった時、“一緒にやろう!”と、指揮を買って出てくださったさかはし矢波先生(東京フィルハーモニー交響楽団フルート奏者)。
その後も、私が今までにお世話になったり交流させていただいていたプロの演奏家の方々が、今回の演奏会のお話をさせていただくなり、“面白そう、一緒にやりたい”と賛助出演してくださるなど、本当に幸運でした。

また、私が個人的にも尊敬している、木村奈保子さん(映画評論家)から応援メッセージをいただき、コンサート当日もお忍びで客席においでくださったことは、最高のハプニングになりました。
同じ音楽を愛するものとして、エネルギーとパワーに共感したからとおっしゃっていただきました。

“みかもウィンドオーケストラ”のメンバーは、以前どこかで一緒に演奏したことがあったり、その仲間だったりといったメンバーの集まりでした。
代表である小島くんは、以前一緒に栃木で演奏していた仲間ですが、今は横須賀在住です。
また、岩舟中学校吹奏楽部時代の同期も、お嫁入り先の那須塩原市から参加してくれました。

さかはし先生は私が中学生の時、音楽の教生として教育実習で岩舟中学校へ来て、部活動を指導していただいた頃からのご縁です。

今回のコンサートに参加したメンバーはもちろん、お客様からもたくさん、楽団存続、次回開催の希望をいただいています。
事情で参加できなかったメンバーも次回こそは、と。
とても嬉しいことです。
また一緒に演奏したいという気持ちを持ったメンバーがいる限り、また聴きたいといってくださるお客様がいる限り、ぜひ、機会があれば再度、みなさんで音楽を楽しめるコンサートを開催したいと思っています。

そして一番感慨深かったのは、コンサートを見に来てくださった小学生や中学生の方から、憧れてクラリネットを始めましたと言っていただけたことです。
思えば私も小学生の時に、町民文化祭で中学校吹奏楽部の先輩方を見て、“格好いい、やってみたい”と憧れて、それが吹奏楽部入部のきっかけだったように思います。

音楽は素晴らしいです。
養護老人施設に慰問に行った時のおじいちゃん、おばあちゃんの涙、小学校へ依頼演奏で出向いた時の子どもたちの笑顔。中学生や高校生に指導している時の真剣な眼差し。
そういったもののひとつひとつが私の原動力であり、音楽から離れられない理由の半分です。
そして、理由のもう半分は、アンサンブル(合奏)を通して、通じ合う心、尊重しあいながらひとつの音楽を作り上げていく愉しみなのだと考えます。

音楽は、言葉ではなく、直接心と心の対話が可能です。
国籍も年齢も性別も関係ない、ただ音楽を素直に感じる心だけあればそれで通じ合えます。
これからも、気持ちの良い音楽を続けていければ…と思っています。

みかもウィンドオーケストラ

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