輝く岩舟人 岩舟町で活躍中のひと

「輝く岩舟人」では、現在活躍中の岩舟出身の「ひと」をご紹介しています。


ここは岩舟町観光協会広報室。とっておきの岩舟人を探していろんなところに情報網を張り巡らしている。
そんなある日、知り合いの内科医H先生から情報が届けられた。「かがやく岩舟人見つけましたよ。・・・この人です。」  なんとそのかがやく岩舟人はfooga(月間フーガ7月号)に特集されているではないか! しまった先を越された!岩舟は狭いが奥が深い。早速取材開始(完全な後追い取材だ・・無念だ)。・・・ということで末広がりの第8回の今回は半屋弘蔵さんに決定!

皆さんはすでにテレビや雑誌、または学校での講演などで半屋弘蔵さんをご存知ですよね。
・・・えっ!まだご存知ない?知ってる方も知らない方も、じっくり、からくり人形と、半屋弘蔵さんの世界を味わってください。

半屋弘蔵さんはこんな人
12月5日水曜日、観光協会会長と私は半屋弘蔵氏の工房を訪ねました。少し緊張して訪問した我々を迎えたのはにこやかな作務衣のおじさん。 「以前は体操のお兄さんとよばれていたんですよ。・・・いまはメタボですけど(笑い)」との会話で場が一気に和む。

町での体育指導員としての活動、バスケットやバドミントンへの取り組みを伺う。とにかく明るい方だ。引き出しもたくさんもっておられ話が実に面白い。
途中で出てくる親父ギャグや駄酒落はお愛嬌。2時間の取材時間があっという間に過ぎていました。
山本さんは本題のからくり人形の話にはいるとおもむろに人形師の頭巾をかぶり半屋弘蔵に変身しました。

子どもが好き
はじめに見せてくださったのが小学生が作ったからくり人形二つ。小さい子が泣きながら苦労して作ったものは一生忘れない・・と、からくり人形を通して子どもたちに伝えたい気持ちを熱く語る。

老舗材木商の家に生まれた弘蔵さん。材木が遊び道具でもあり勉強道具でもあったのだ。木の性格を知り、加工する道具を知る。小さいころから物創りの基礎は培われていた。
そんな弘蔵さんの忘れられない思い出は、柱時計に興味をもって分解してしまいお父さんに大目玉。お父さんと必死で修理をして再び動いたときのことが今でもよみがえるとのこと。

からくりを学んだ子どもたちが「ふしぎだなあ」 「なんで?、どうして?」という気持ちになる。そんな子どもたちの何人かが大学に行ってもからくりを勉強し続けているという。そんな事実がからくり人形師としての彼の励みになっている。

会社員からからくり人形師へ
新潟生まれの弘蔵さん。いすゞ自動車川崎工場勤務から栃木工場勤務のため運命の栃木住まいに。昭和49年(1974年)のことでした。
その後自動車の生産ラインのコスト削減に取り組む中「からくり改善」を勉強するうちに「からくり人形」に出会う。からくり人形のすばらしさに開眼した山本さん。「岩舟人」、そして「からくり人形師」の誕生である。
そして平成13年(2001年)、にはなんと会社を退社、いいのかそれで!・・・いいんです!!

岩舟町への想い
山本さん(あえて半屋弘蔵でなく)の岩舟町への想いは話のはしばしから伝わってきます。
スポーツをすること、応援すること、支えることの楽しさを知る山本さん。バスケットやバドミントンを通しての岩舟の青少年の育成への情熱、岩舟の子どもたちが栃木県のトップに登りつめてゆくときの喜びを語ってくれました。また、からくり人形を通しての岩舟の子どもたちとの交流の楽しさ・・・

山本さんが伝えたいものは何かに打ち込むことのすばらしさです。そしてものづくりのすばらしさ。世界へ誇れる日本の技術のすばらしさです。いまは、岩舟のみならず栃木の、そして日本のこどもたちにその想いを伝えるため忙しく飛び回っています。

またひとりすばらしい「かがやく岩舟人」をみつけました。

半屋弘蔵 (本名:山本 弘) 略歴
1953年 新潟県糸魚川市に生まれる。 半屋弘蔵さんのからくり人形達
1974年 岩舟町の住人になる。
1992年 師匠 半屋春光に弟子入り。からくり人形の製作開始。
2001年 いすゞ自動車退社。からくり人形工房設立。
2002年 防犯工事店「からくり屋」設立。

茶運び人形のしくみ
江戸時代の最高傑作と言われるからくりが、「茶運び人形」である。構造は西洋から伝わった機械時計を応用したものである。

寛政8年(1796)に出版された『機巧図彙』に、この茶運び人形の設計図が描かれている。
機巧図彙は首巻、上巻、下巻、から成り、首巻には和時計の設計図が描かれ、上巻と下巻に9種類の茶運び人形をはじめとしたからくりの作り方を図解してある。図は分かりやすい透視図法を使って描かれていた。

機巧図彙の図によると、茶運び人形は約70点ほどの部品からなっている。動力となるゼンマイは当時は金属製のものが作れなかったので、鯨のひげを使うようになっている。
人形はほとんど木製で歯車も木製だが、破損しないように木目を歯の方向にそろえて6枚張り合わせて作るなど、細かい工夫が図解されている。
茶運び人形は逆転防止されているゼンマイを巻き、その力を歯車を通じて車軸と動輪に伝えて動く。動輪の回転は、がんぎ車と天符の組合わせによる調達部に伝わり、ゼンマイの力を一定に引き出している。 ストッパーと連結した人形の手に茶碗をのせるストッパーが外れて人形が動き出す。1の歯車と一緒に動くカムが一定距離回転すると、カムアームを前方に押し、前輪の向きを変え、180度方向転換を始める。 カムがカムアームからはずれると、前輪は元にもどり、人形は直進して帰ってくる。その様子は、小さな子供が一生懸命お茶碗を運んでいるように見え、おもわず声をかけたくなるものである。

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