輝く岩舟人 岩舟町で活躍中のひと

「輝く岩舟人」では、現在活躍中の岩舟出身の「ひと」をご紹介しています。

第5回 ミュージカル・舞台人 高橋 有紀さん

ひと・かがやく岩舟人第五回は、舞台で活躍中の高橋有紀さんを御招介します。
情熱のあるひとは美しい! では、高橋さんからのメッセージをどうぞ!


2001年1月、岩舟町で初めて住民参加のミュージカルが公演されました。音楽劇「円仁」。この公演に参加させて頂いたことで、都内のミュージカルに明け暮れていた私の舞台人生は、大きく変わりました。

音楽劇「円仁」は、上條恒彦さんら十数名の俳優さんとオーケストラの方々、ダンサー、そして地域の出演者達という構成で岩舟町の他に岩手、群馬、長野と公演されました。私はダンサーの一人としてこの旅公演に参加することになり、後に「芝居」という世界の魅力に気づかされることとは、この時知る由もありませんでした。

住民参加のミュージカルというのは、私にとってとても不思議な空間であり、また新鮮でもありました。普段、地元のダンススタジオで教えている生徒達と、また地域の方々と、一緒に踊る。よくあるダンス発表会のようですが、この時は生演奏で踊り、上條恒彦さんの歌声に舞台袖で魅了されていながらも、その数分後にはプロの俳優さん達と一緒に歌い、踊り、舞台に立っている。私は、この公演に参加したことで舞台に立ちたいという思い、自信をとり直した時期でもありました。

そんな時、このミュージカルに参加していた劇団希望舞台の方に僕達の芝居に出てみませんかと声をかけて頂きました。
ずっとミュージカルの舞台に出ていた私。芝居だけの舞台で、しかもその私が演じる役は、膨大な量の台詞(セリフ)があり、一幕出ずっばりの重要な役でした。大きな不安を抱きながらも「お願いします!」と答えていた私がいました。
これは「おばあちゃん」というお芝居。作・演出は映画界の巨匠山田洋次さんの右腕となって脚本を書かれ、助監督をされている朝間義隆さんです。稽古初日の台本読み。テレビなどでご活躍されてる方や、芝居歴何十年の方々、そして有名な劇団所属の方。芝居一筋の皆さんの中に入りただただ台詞を言うしかありませんでした。でも当時の私は、泣き言など言う余裕も悩んでいる時間もありませんでした。公演初日が迫っていました。無我夢中で出演者の方々にも助けられ、なんとか初日を迎えることができた北海道公演。
この芝居の舞台が北海道ということもあり、観客皆さんの笑い声や拍手に助けられ、とてもいい公演になったのをよく覚えています。

こうして北から南へと公演していく中、岩舟町でまた新たに住民参加のミュージカルを創るというお話を開きました。ミュージカル「いわふね〜ここは私のアルカディア〜」。
音楽劇「円仁」の同じ脚本・演出家、田中暢氏の作品。前回との違いは、まず物語がオリジナルということ、そして外部から俳優を呼ばずに住民の皆で創り上げるということでした。どんな舞台になるのか想像もつきませんでしたが、出来上がりは想像以上でした。皆が生き生きとし、堂々と舞台に立ち、それは目を見張るものがありました。きっと心から、踊り、歌い、芝居を楽しんでいたのだと思います。
このような皆さんとまた一緒に舞台に立った私は、音楽劇「円仁」以来の懐かしい感覚が甦ると同時に舞台に立つことの楽しさを肌で感じていました。

それから、劇団希望舞台の「おばあちゃん」が昨年神戸市で千秋楽を終え、私は、この劇団でもう一つ抱える芝居、水上勉さん作「釈迦内柩唄(しゃかないひつぎうた)」の主役を務めさせて頂くことになりました。舞台の世界では、仕事が少なく俳優が舞台の仕事を探し求める今、この主役を務めさせて頂くことは、まだ芝居人生においてかけ出しの私に、大きな大きな挑戦、また試練でもありました。

二〇〇五年六月十日、舞台の2/3が一人芝居という「釈迦内柩唄・ふじ子」の幕を開けたのです。私はこの時初めてこれが役者の醍醐味なのかなあと感じました。舞台は、観客との同化。これが、演じることの面白さではないのかと・・・。

― 略歴 ―
1977年生まれ 小学3年生の時よりクラシックバレエを習う。高校卒業後、舞台芸術学院にてミュージカルを学ぶ。
その後、ミュージカル座にて「舞台に立ちたい」「雪の女王」「I have a dream」「ダンシングレディ」他の舞台に参加。
並行して地元のダンススタジオにてクラシックバレエ、ジャズダンスなどの講師も務める。
2001年岩舟町地域住民参加型音楽劇「円仁」に参加。これを契機として劇団希望舞台の舞台に参加し、北海道から九州までの150ステージに出演。
初演ミュージカル「いわふね」出演後、新潟市でのミュージカル「プッダ」に出演。そして今回のいわふねサミット主催のミュージカル「いわふね」で演出を務める。

劇団希望舞台「釈迦内柩唄」


岩舟町ミュージカル「いわふね」初演


音楽劇「円仁」


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