輝く岩舟人 岩舟町で活躍中のひと

「輝く岩舟人」では、現在活躍中の岩舟出身の「ひと」をご紹介しています。

第3回 染色家 加藤千代さん
岩舟出身でひろく現在活躍中の「ひと」をとりあげるこの企画。
第3回は皆さんご存知の染色家加藤千代さんです。

彼女は現観光協会理事(元副会長)、クリフステージ役員としても欠かせないひとです。
彼女の筆からは、ミュージカルいわふねのステージ芸術、観光パンフレットの絵、各種イベントのロゴなども生まれ、おなじみだと思います。

何、まだ知らない人がいる?
それではたっぷり加藤千代の世界を味わってください。


東京で個展を開いていると「どちらに工房をお持ちですか?」と聞かれる事がある。
我が岩舟町を知らない人が多い。佐野市をご存知ですか?皆うなずく。
栃木市をご存知ですか?やはりうなずく。その間にある小さな町ですと私は答えることにしている。

岩舟生まれの岩舟育ち…生粋の岩舟っ子の私は、そこで興味を示す人には岩舟の特産物の事、霊山である岩船山の事などを語り始める。
最近は「東京から車で東北道を1時間ちょっとで、ここから田舎!という所です。」と、観光協会の水戸部会長から聞いたキャッチコピーも使わせていただいて、やけに納得されてしまうこともある。

私の作品は月と女性をモチーフにする事が多い。野に潜む狐も出てくる。山に雲も遊ばせる やがて夢見る少女時代になっても、ターザンごっここそ卒業したが、裏山は物思いにふける最高の場所であった。

遠い彼方に想いを馳せて見上げる月も、広い空に湧き立つ雲も、野山に人知れず息をしている動物への憧憬も、すべてがこの地から始まっている。

作家仲間の間では、イメージの元を井戸に例えることがある。汲めども汲めども涸れることのない井戸を持ちたいと、また、イメージの井戸は一つではなくいくつも掘っておこう、という話になる。

私もいくつもの井戸を堀り求めて旅に出ようと思う。そして、この地の原風景を今以上に膨らませ、描き続けたいと思っている。私にとって描いていて快い世界はいつもここから生まれるのだと思う。風景も描く。

時々、どこからの発想か?と聞かれて、答えに窮することがある。家人も愛犬も寝静まる深夜、目を閉じて浮かぶ私の心象風景を描くことが多いからである。
でもこの頃、この心象風景の源は、ここ岩船山のふもとで幼い頃から見ていた原風景なのだという思いに至っている。
幼い頃から、我が家の裏山一帯が遊び場で、私をはじめ近所の幼なじみは、ままごと遊びにはとどまらなかった。大木に絡まるツタでターザンごっご、廃線になっていたトロッコは、駅まで作って各駅停車の電車になった。大きな盛り土の間に出来た谷間にトタンをかぶせて屋根にして、隠れ屋も作った。本当に毎日が想像力の爆発だった。

やがて夢兇る少女時代になっても、ターザンごっここそ卒業 したが.裏山は物思いにふける最高の瑚所であった。
遠い彼方に想いを馳せて見上げる月も、広い空に湧き立つ雲も、野山に人知れず息をしている動物への憧憬も、すべてがこの地から始まっている。

作家仲間の間では、イメージの元を井戸に例えることがある。汲めども汲めども涸れることのない井戸を持ちたいと、また、イメージの井戸は一つではなくいくつも掘っておこう、という話になる。私もいくつもの井戸を堀り求めて旅に出ようと思う。そして、この地の原風景を今以上に膨らませ、描き続けたいと思っている。私にとって描いていて快い世界はいつもここから生まれるのだと思う。

−略歴−
かとう ちよ
1955年岩舟町生まれ。1976年太平洋美術会会員、小川幸代先生に指事し染画(そめが)を始める。
1979年太平洋美術会展入選、1980年同展新人賞受賞
1986年同展太平洋美術界賞受賞。
本橋高島屋、銀座松屋、佐野市現代工芸藤野屋を中心に各地で個展発表を続ける。

図案を描く
形の最初は白い紙にペンで図案を描く。
イメージが溢れ出るように次々と湧いてくる時もあれば、消しゴムのカスばかり増える時もある。
まずは良いイメージを図案にすること。

図案をトレースする
木枠に鋲でピンと張った白い布に図案をトレースする。
ロウ鍋の温度は130度、白い色で残すところからロウをロウ筆に含ませて伏せて行く。ロウのついた箇所は次に染める染料をはじき、防染ができる。薄い色からじょじょに濃い色へとロウで描き日差しの中で染める。

ロウで描き、染める
完全に乾いたら、またロウで描き、染めるという行程を繰り返す。使用する染料は5種類くらいであるが、染め重ねることによって様々な色合いが現れてくる。
仕上がった時、布の持つ風合いがイメージと加味されていくことが染画(そめが)の魅力でもある。

染めに使用する刷毛
 

コスモス通信の表紙も加藤千代さんの作品です。

岩舟町観光協会の会報誌「コスモス通信」の表紙も加藤千代さんの作品で飾られています。

上段左から コスモス通信第9号、第10号、第11号、第12号
下段左から コスモス通信第13号、第14号、第15号、第16号

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