輝く岩舟人 岩舟町で活躍中のひと

「輝く岩舟人」では、現在活躍中の岩舟出身の「ひと」をご紹介しています。

第1回 鼓童・小島千絵子さん
第一回の「ひと -かがやく 岩舟人」-は、鼓童で活躍する小島千絵子さんです。

今年春、日曜の朝、テレビをつけると永六輔さんと談笑する小島さんを見かけました。
さっそく鷲ノ巣に在住のご両親に連絡すると、4月25日のNHK教育テレビに出るとのこと。
坂東玉三郎演出の鼓童の特集でした。

岩舟町の歴史、史跡の保存はもちろん、文化面でもサポーターとなるべく、岩舟町観光協会 では「かがやく人」をとり上げないわけにはいきません。町民の皆さんには「がんばっている人」を知ってほしいのです。
それではご紹介いたします。

観客の魂に訴えかけられる作品を
小島千絵子さんは岩舟町鷲ノ巣生まれ。1976年に佐渡に渡り、当時の鬼太鼓座に入座しました。

民族舞踊の世界に出会った小島さん、1981年鼓童創設に参加します。
数少ない女性メンバーとして太鼓中心の舞台の中で、独自の舞踊の世界をきりひらいています。

演目「花八丈」では踊りの要素を取り入れた太鼓に新境地を見出すべく挑戦しています。
また鼓童の舞台とは別に、歌と踊りを中心にした女性三人ユニット「花結」(はなゆい)やソロでのパフォーマンス「ゆきあひ」にも、 新たな出逢いを求め、意欲的に表現の場を拡げています。

最近の話題では、坂東玉三郎演出の鼓童の公演が東京、名古屋、大阪、新潟、佐渡で行われました。
ソロ活動では、東京での「ゆきあひ@和音」や、徳島での「阿波遊行 五」と精力的です。

三月二日の東京、日暮里の和音での「ゆきあひ」ライブ第二弾では、満員のお客様に迎えられた小島さん。
「新しい表現の世界を探るべく語りを取りいれた作品で幕を開けました。」(中略)
「絵本のページを捲るように、語り部に導かれて場面毎に描かれる、音と踊りの絵物語り。
(中略)会場はすっぽりと民謡の世界に覆われてしまったようでした。」とのこと。

小島さんから岩舟のみなさんヘメッセージ
佐渡に渡ってどのくらいになったろうと数えてみると、何と三十年!本人もびっくりする年月の長さです。

当時は鬼太鼓座と言ってもまだ活動したてで、だれもそれが何のグループなのか知らなかった時代です。今では鼓童として海外でも有名になり、これからも益々活動を広げてゆくグループだと思います。こんなふうになるとは思いもよりませんでしたが、まだ二十代の私には、世界のどこを探してもみつからない、自分の夢を投影できる魅力的な「何かを」感じました。何をすべきかわからずに探し廻っていた私は、ある時、その「何か」を鬼太鼓座の舞台で見つけたのです。

流入の島佐渡に親の反対を振り切って渡り、踊るという表現方法に出会い、今やっと「踊る為に生まれて来た。」と言い切れるようになりました。

これまでのこの道程の標べ標べに私を導くように手配された出違いの数々に、心から感謝しています。本名の「千恵子」の千の恵みとは、出違いだと思います。その出逢いをいただいて、舞台土に踊る曲線で描く、千の絵。舞台名を千絵子、として、これからも自分の生きてゆく、止むに止まれぬ発露としての踊りを踊ってゆきたいと思います。

私の産まれ18才まで暮らしてきた岩舟町での原体験は、私の踊りの原点になっています。農家の娘で家族がたくさんいて、レンゲ畑でかくれんぽして、裏山で小枝と落葉でかくれ家を作って、春の私の誕生日には道端のタンポポが満開の祝福を送ってくれて、カヤ葺き屋根から上がる夕げの煙。一番下の妹が生まれたときの納戸から聞こえた産声。その妹をおぶって子守りしたのは何年生の時だったか。
神社の祭りの夜店に並ぶおもちゃ。毎年のスケッチ大会で描く度、肩を落としてゆく岩船山。次から次と甦ってくる風景。

佐渡に渡って舞台世界に入ってしまうと、まるで龍宮に行った浦島太郎のようになって、毎日歌って踊ってしているうちにすっかり30年という年月が過ぎてしまいました。
久し振りに帰省すると玉手箱を開けた太郎のように、びっくりします。でも探すと、あちらこちらに、変わらない私の田舎が見つかります。その愛しい栃木弁と共に、ホッとさせてくれるふるさと岩舟町。

近い将来、ふるさとのコスモスホールで、町のみなさまに、私の踊りと太鼓を観ていただきたいと思っております。

私を育ててくれた岩舟の風土に感謝を込めて、これからも踊ってまいります。

  鼓童 小島千絵子

鼓童機関紙など

上段 右「鼓童機関紙」
中「響宴」こしがや能楽堂
左「鼓童」演出・坂東玉三朗

下段 右「ゆきあひ」
中「風結ひ(かぜゆい)
左「IDEA」の各パンフレットより。

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